家庭料理で無限の広がりを見せる調味料
数ある調味料の中でも酒・醤油・砂糖・みりんあたりは、和食の基本とも言えます。「出汁を入れるか?」「濃さはどうするか?」「さらにもう一つ調味料を加えればレパートリーが増えるのでは?」「っていうか、食材変えれば味付け使いまわしていくらでも品数ふえる!」と、甘辛醤油たれはそこさえ押さえておくだけで無限の広がりを見せます。時短料理に通販の合わせ調味料もあります。
甘辛いたれといっても甘辛い醤油たれもあれば甘辛い味噌だれなどそれ自体も色々ありますが、基本を押さえておくことと味見をするというルールを守れば、あとはその使いまわしがし放題です。和食だけじゃなくて中華などにもレパートリーが広げられます。甘辛たれの基本ですが、読んで字のごとく「甘さ」+「辛さ(しょっぱさ)」で甘辛たれが完成します。甘さは基本は砂糖。場合によってはみりんなども。辛さ(しょっぱさ)は塩・醤油・味噌などがそれにあたりますね。他にもいろいろ探せばあると思いますが、これらを基準にして自分好みの甘辛たれを作ることが可能です。
私の場合ですが、甘辛醤油たれの場合の基本は「酒・醤油・みりん・砂糖」すべて同量です。重さじゃなくて、大さじとか小さじとかで同量という意味です。これに加える水分量によって、料理が変わります。水たっぷりで煮魚や煮物を簡単につくることができます。水分加えず佃煮系(この場合、酒の量は加減します)ごま油やチューブのニンニクを加えればチャプチェなんかもOKだし、そこにさらに豆板醤を加えればヤンニョンジャン風のたれにも。
同じようなアレンジは、甘辛味噌だれにも使えます。醤油を味噌に変えるだけでレパートリーが倍になります。例えば酒・味噌・みりん・砂糖を全部同量で甘辛味噌たれを作りひき肉とみじん切りのショウガと一緒に炒め合わせれば、肉みそが出来ます。この肉みそに豆板醤を加えれば麻婆の素になります。麻婆の素は豆腐は勿論、ナス・キャベツなどいろいろな食材に合わせることができます。簡単に甘辛たれの基本の分量や料理を紹介しましたが、料理をするうえで一番大切なのは味見をすることです。世の中には料理下手な人も結構いるようですが、それは味見をきちんとしないからということがほとんど。味見さえすればわりとなんでも料理はおいしくなるのです。そしてこの味見ですが、味見しやすい料理法と味見しにくい料理法があるのは想像がつくかと思います。鍋の中で食材を入れて炒めてそこに順々に調味料を加えていく方法は、料理しなれたプロ専業主婦には何の問題もないことでしょう。でも料理初心者にはそれはとてもハードルが高く、失敗する可能性が高いです。でも甘辛たれを最初に作って用意しておけば、煮たり焼いたり炒めたりした食材に、たれを加えれば基本的に完成します。たれは味見をすることができます!砂糖を増やしたり醤油を増やしたり、自由なんです。味見さえすれば!
料理のたびに甘辛たれを作ってもいいし、場合によっては市販のめんつゆなどを使ってもいいと思います。めんつゆを使えば、さらに簡単ですね。めんつゆそのままで使ってもいいですし、少し酒で伸ばしたり醤油をさらに加えたりしてもいいと思います。味見さえすれば!
最後になりますが、甘辛たれ+バターもおいしいですよ!